ストーン(Stone)の表現定理について簡単にまとめる。ストーンは任意のブール代数の表現定理を示しただけではなく、彼は任意のブール代数がストーン空間と言われる空間と同型であり、逆に任意のストーン空間があるブール代数と同型であるというストーンの双対性(duality)-----それは現代数学において最も重要な概念である-----を示した。
そしてストーンの双対性は圏論的に書き換えることができる: ブール代数を対象としてブール準同型写像を射とするブール圏として、ストーン空間を対象として連続写像を射とするストーン圏とするととなる関手が存在して、それは同値である。同値であるからこれは随伴の例でもあるのである。
- ストーンの表現定理(1st Version: 表現定理)
- ストーンの表現定理(2nd Version: 位相的)
- ストーンの表現定理(3rd Version: 双対的)
- ストーンの表現定理(4th Version: 圏論的)
ストーンの表現定理(1st Version: 表現定理)
初めは簡単なストーンの表現定理である。これは次のものとは異なり、位相的な性質はない。
ブール代数の決定的な例として、冪集合(The power set)がある。つまり空でない集合に対して冪集合と集合演算はブール代数である。その一般化として集合体(a field of sets)がある。ストーンの表現定理とは一般のブール代数がある集合体と同型であるというものである。
ストーンの表現定理(2nd Version: 位相的)
任意のブール代数は実はストーン空間という空間(Hausdorff Compact and totally disconnected)が構成することができる。そして、ストーン空間のOpen かつClosedな集合の全体は、ブール代数である。それはまた同型である。つまり
ストーンの表現定理(3rd Version: 双対的)
さきほどの定理は逆のことも言える。つまり、任意のストーン空間はあるブール代数を構成することができて、それのストーン空間はまた同型である。つまり、
任意のストーン空間はあるブール代数のストーン空間と位相同型である。
ストーンの表現定理(4th Version: 圏論的)
ストーン双対性は圏論的に書くことができる。
ブール代数を対象としてブール準同型写像を射とするブール圏として、ストーン空間を対象として連続写像を射とするストーン圏とする。
ブール圏の双対圏とストーン圏は同値である。
もう、だいぶ忘れましたね。また、勉強し直します。分かり次第再び書きます。
僕から以上