疑念は探究の動機であり、探究の唯一の目的は信念の確定である。

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科学の魅力

科学の魅力は2つある。それは科学の応用と科学の理論そのものである。
もちろん、科学の応用つまりテクノロジーも重要である。だが、科学理論そのものも重要である。私はそのこともより知ってほしいと思う。
だが、現実には、ほとんどの人たちはテクノロジーしか関心がない。科学理論そのものにはさほど興味がない。
テクノロジーのみに興味があるのは、ある意味では無理もないことである。1つには、新たなテクノロジーの誕生が新たな経済を生み出すからである。つまり、経済的な理由からテクノロジーに関心があるということである。対して、基礎科学は金になりにくい。
だが、ほとんどの人がテクノロジーのみに関心をよせ、理論に関心をよせないのはそれだけではない。その理由は科学理論そのものの特徴からである。それは数学で記述されていることである。そのことによりいざ科学(特に物理)に触れようとしようとしても、拒絶反応を起こしてしまうのである。
一見すると、数学は難しいと思われるかもしれない。だが、アイディアに関して言えば、それほどでもない。アイディアだけならば一般の人でも容易にわかる。例、微分ホモトピーである。
だが、数学においてそのアイディアと同じくらい決定的に重要なのは、数学の概念化(conceptualization)である。直観的に理解可能なものであっても概念化することによって、はじめて我々は次の世代へと知識を伝達することができるのである。そしてこれが科学理論を支えているのである。
他の魅力として、数学と物理の関係が挙げられる。物理は数学を作るだけでなく、数学が物理を作るということである。数学と科学の関わり合いを伝えることができたらいいなと思っている。
これまで誰も知らなかったことを知ることも科学の魅力である。

 

(仮了)