疑念は探究の動機であり、探究の唯一の目的は信念の確定である。

数学・論理学・哲学・語学のことを書きたいと思います。どんなことでも何かコメントいただけるとうれしいです。特に、勉学のことで間違いなどあったらご指摘いただけると幸いです。 よろしくお願いします。くりぃむのラジオを聴くこととパワポケ2が人生の唯一の楽しみです。

ゆっくり学ぶアーベル圏 第3回: 特別な射

概要:

今回は圏論において重要な射を研究する。つまり同型写像(アイソモルフィズム)とモノモルフィズムとエピモルフィズムである。一般に、同型写像ならばモノでありかつエピであるが、その逆は言えない。しかし、集合の圏{\bf{Sets}}ではそれが言える。このような条件を満たす圏は「質のいい」圏であり、アーベル圏もそうである。

 

  •  同型写像
  • 単射全射全単射
  • モノとエピとバイモルフィズム
    • モノモルフィズム・エピモルフィズム・バイモルフィズムの定義
    • セクションならばモノであり、リトラクションならばエピである
  • 集合の場合
    • バランスな圏
    • 集合の圏 はバランスである
    • 定理 4(モノならば単射)の証明
    • 定理 5(エピならば全射)の証明
  • まとめ
  • 次回予告
  • 参考文献 

 

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サボり記事: 談笑

今日はサボる。その代わりに1つ小話を。

 

ロシアにいたとき、私は毎日近くのスーパー(コンビニのような小さなところ)に行き、そこで働くおばさんと話していた。

話すと言っても、たいしたことは話していない。だが、おばさんはいつも私に「молодец(マラジェーツ)」と言った。それはだいたいこんな場面である。

 

おばさん「元気?」

私「元気です。あなたは。」

おばさん「私も元気」

私「今日、学校に行って、セミナーした。そのあとに、ご飯食べた。」

おばさん「молодец」

 

 

文脈からいうと、この「молодец」とは、「よくやった」といったような褒め言葉なのだろうと思った。実際に、調べてみるとそうだった。

 

ある日、先生に「フランスの選挙についてどう思いますか?」とフランス語とロシア語で言った。そのあとに、先生が「日本語ではどのように言うの?」と聞かれたので、紙に「フランスの選挙についてどう思いますか?」と書いた。

そのとき、先生はもちろん日本語やカタカナがわからないのだけれども、「フランスってFranceを意味しているの?」と当てた。

私は驚きそのとき思わず、「Да, молодец!」と言ってしまった。すると、なぜか変な空気が漂った。

 

あとから、ロシア語の先生に聞いてみたら、молодецとは、上の者が下の者へ言う言葉ということであった。例えば、親が子供に言ったり、上司が部下に言ったりするというものである。逆に、下の者が上の者に言っては失礼となるようなそのような言葉だったのである。だから、先生に向かって、молодецと言ったことが、不自然であったのである。日本語を学んでいる外国人の例でたとえるならば、いつも上司が仕事終わりにその人に向かって「ご苦労様」と言っているから、それを真似して、上司に「ご苦労様」と言ってしまうことである。上の者が下の者へ「ご苦労様」と言うことはあるけれども、その逆は失礼であるということである。下の者はそう言うのではなく「お疲れ様です」と言うことが正しい。

しかし、外国人は文脈から「仕事終わりに「ご苦労様」と言うものなのか」と判断するだろう。だから、それを真似ることは正当なことである。だが、その人は間違えを犯しているのである。その人は立場まで考慮していなかったのである。

 

 

学ぶとは真似ることである。それはそうなんだけれども一体どこまでを真似ればいいかと言うことは自明ではない。

文脈から、「молодецとは褒め言葉なんだ」とわかったとしても、だからと言って、いつも言っていいとは限らないということである。分脈プラス発話者の立場というのも考慮しなければならなかったのである。

はたして、分脈だけでなくそれ以外のこと(外在的な要因)も正しく類推することは可能なのであろうか? 外国人が「仕事終わりにいつも言っている」というパターンを見出したからといって、「それは自分が上司に言ってはならないことである」と認識することができるのだろうか? たぶん、「仕事終わりに言うものなのだろう。だから自分もそう言うことが正しいマナーなのだろう」と認識するに違いない。

 

パターン認識、つまり状況や文脈を理解してそれを抽象的に把握することは極めて難しいということである。

 

 

僕から以上 

英語で「週に3回」などの頻度を言うには?

英語の文法についてのメモです。

今回は「週に2回」や「月に3回」などの頻度の言い方をまとめます。

 

  • 1週間に1回:  Once a week
  • 1週間に2回:  Twice a week 
  • 1週間に3回:  Three times a week
  • 2週間に1回:  Once every two weeks

 

1回はonce、2回はtwice

 

補足:

「3回」と言うとき、稀にthriceが使われる。ただ、ほとんどありえない。基本的に3回以降は、〇〇 timesで言われる。

「1週間に」と言うとき、正確に言えば、everyweekであるだろうが、普通は、a weekで表される。

 

応用:

当然ながら週(week)の代わりに、月(month)、年(year)、日(day)が使える。

  • 2ヶ月に1回:  Once every two months
  • 1年に2回:  Twice a year

 

 

僕から以上

英語で「させる」と言うには? have, get and ask

英語のメモです。

英語で「〜させる」と言うときの表現をまとめます。haveとgetです。

  •  Haveの場合
  • Getの場合
  • 下の者が上の者に頼むとき: ask, request
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読書感想#12: 森神逍遥著『人生は残酷である 実存主義(エリート)の終焉と自然哲学の憧憬』

 こんにちは。

 今回は森神逍遥の『人生は残酷である』を書評します。

 

引用ページはすべてiBookである。

人生は残酷である-実存主義(エリート)の終焉と自然哲学への憧憬

人生は残酷である-実存主義(エリート)の終焉と自然哲学への憧憬

 

 

  • 本書のまとめ
  • 著者について
  • 本書について
  • 気になった箇所のいくつかの引用

 

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読書感想#7: 香山リカ著『がちナショナリズム』(前半)後半はないよ。

こんにちは。今日は本の書評です。

今回、書評するのはエッセイストでプロレスラーで活動家の香山大先生(笑)の『がちナショナリズム  「愛国者」たちの不安の正体』です。

 

香山リカ, 『がちナショナリズム』, ちくま新書, 2015, 第一刷発行

今回の書評は以下の通りです。前半の記事(つまりこの記事)ではまず簡単な本のまとめを書きます。その次に第二章の「崩壊するエディプス神話」を取り上げます。それはここで書かれていることが人は自身のパラダイムによって物事を見て考えているという科学理論における「パラダイム論」の格好の具体例だからです。そのためにまずパラダイム論を簡単に説明します。そのあとに第二章に書かれている内容をまとめ、最後に第二章に書かれていることをパラダイム論に適応したいと思います。それが前半です。

後半の記事は気になった箇所を引用してそれに対してコメントをします。と言っても、プロの漫才師である先生のご著書ですので、いたるところで先生はボケを畳み掛けておられます。ですので、一介の素人である小生がプロのボケをいちいちツッコミするは明らかに不可能です。ここに先生のボケをほんの少ししか拾うことができないことを先に謝っておきます。本当に申し訳ございません。

そう思ったのですが、めんどくさくなったので適当に書きます。図書館に返さなくちゃいけないし。

  • 本書のまとめ 
  • 適当き箇条書きする
    • ペンネームについて
    • 出生について
    • 第二章について
    • 若者は本当のことを言っているのか
    • スポーツとナショナリズム
    • 安倍首相を勝手に診断する
  • おわりに 

 

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読者感想#14: 佐伯啓思著『現代文明論講義 ニヒリズムをめぐる京大生との対話』

こんばんは。今日は書評です。

佐伯先生の『現代文明論講義』です。佐伯先生の本は結構、読んでいます。今回のは結構よかったです。おもしろかったです。ただ、それほど詳しくは書きませんのであらかじめご了承ください。

 

 2011年, ちくま新書910, 第一刷発行

 

  • はじめに まとめ
  • 第一講 現代文明の病
  • 第二講 なぜ人を殺してはいけないのか
  • 第三講 沈みゆくボートで誰が犠牲になるべきか
  • 第四講 民主党政権はなぜ失敗したのか
  • 第五講 政治家の嘘は許されるか
  • 第六講 尖閣諸島は自衛できるか
  • 第七講 主権者とは誰か
  • 第八講 ニヒリズムを乗り越える
  • 感想 第三講と第四講を詳細に述べる
    • 第三講
    • 第四講
  • おわりに

 

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