哲学
プラトンは『テアイテトス』でこう言う。 μάλα γὰρ φιλοσόφου τοῦτο τὸ πάθος, τὸ θαυμάζειν· οὐ γὰρ ἄλλη ἀρχὴ φιλοσοφίας ἢ αὕτη, なぜなら、実にその驚異(タウマゼイン)の情(こころ)こそ知恵を愛し求める者の情なのだからね。つまり、求知(哲学)の始まり…
概要 これまで学んできた科学哲学の内容を踏まえ、自分なりに理解したものをまとめたものである。明示的であれ暗黙的であれ、いろいろな哲学者の考えに影響している。だが、その参考文献は示さない。また、今回の文章は自分のメモに書かれていたものをAIにま…
概要 この記事では、テスト中心主義(Test-centrism)を圏論的に形式化する。テスト列を対象とする圏を構成し、対象の振る舞いは反変関手 として表される。このとき対象の意味はpresheafとして与えられ、Test-Centrism圏 はpresheafトポスとなる。 このトポス…
概要 この記事では、ソフトウェア開発におけるテスト駆動開発(Test-Driven Development: TDD)の考え方を一般化し、概念・命題・理論をテストによって理解する枠組みを提案する。 TDDでは、プログラムの仕様をテストによって記述し、そのテストに対する振る舞…
概要 内村鑑三による旧約聖書の『ヨブ記』の解説である。 講演は全部で21回におよぶ。 ヨブ記講演 (岩波文庫)作者:内村 鑑三岩波書店Amazon 基本情報 内村鑑三 岩波文庫 2016年第三刷 購入日: 不明 了読日: 2025/12/29 (Mon) 気になったこと 1. ヨブ記はいか…
直観なき概念は空虚であり、概念なき直観は盲目である。 直観の概念化と概念の直観化は共に必要である。 直観の概念化は往相の回向(おうそうのえこう)であり、概念の直観化は還相の回向(げんそうのえこう)である。 この往還回向(おうげんえこう)こそが、数学…
はじめに したがって読まれたものは反芻され熟慮されるまでに至らない。 だが熟慮を重ねることによってのみ、読まれたものは、真に読者のものとなる。 食物は食べることによってではなく、消化によって我々を養うのである。 それとは逆に、絶えず読むだけで…
概要 ヴォルテール(1694〜1778)の3つの著作『寛容論』『カンディード』『哲学書簡』を読んだその感想を書く。 はじめに 最近ヴォルテールの著作を読んだ。幸いにもAmazon Kindle Unlimitedで読めたのでサブスクリプションで読んだ。 読んだ順番は(1)『寛容論…
概要 来るべき未来における新たな社会について私の考えの概要を述べる。まだアイディアに過ぎず、これから研究しなければならないが、アイディアは以下の通りである。 近い将来人工知能(Artificial Intelligence: AI)がより発展することによって、我々は多く…
一言 何かすごいことが書かれているかのように醸し出しているが、あまりにも冗長すぎて挫折した退屈でつまらない本 ダーウィンの危険な思想―生命の意味と進化作者:ダニエル・C. デネット青土社Amazon 概要 まだない。 感想 最初の3章ぐらいまではまだおもし…
今回は書評ですが、細かい内容はまたいつか書く。 今はとりあえずブログの更新。〈現実〉とは何か (筑摩選書)作者:甲矢人, 西郷,茂, 田口発売日: 2019/12/13メディア: 単行本(ソフトカバー)本当は読み終わった直後の今年の1月に書くべきでした。最悪でも今…
萱野稔人『リベラリズムの限界』 リベラリズムの探求を通して見えてくる、リベラリズムの限界を提示した政治哲学入門書。 久々のブログの更新です。ネタはあったのですが、時間がありませんでした。1ヶ月に一回なんとか更新します。それも不完全ですが。今回…
今日は萱野先生の新書を書評します。 死刑 その哲学的考察 (ちくま新書) 作者: 萱野稔人 出版社/メーカー: 筑摩書房 発売日: 2017/10/05 メディア: 新書 この商品を含むブログ (4件) を見る 以下にはほとんどなにも書かれていない。 実質、サボり記事。連続…
こんにちは、どうも僕です。 ブログの更新はしばらくぶりです。 本当は圏論の記事を書くべきでしたけれども、最近は多様体を勉強していて圏論をまったくしていません。ですので、たぶんもうしばらくは圏論の記事は書けそうにもありません。代わりに、多様体…
こんにちは。 今回は森神逍遥の『人生は残酷である』を書評します。 引用ページはすべてiBookである。 人生は残酷である-実存主義(エリート)の終焉と自然哲学への憧憬 作者: 森神逍遥... 出版社/メーカー: 桜の花出版 発売日: 2017/04/11 メディア: 単行本 …
概要: 数学の哲学には4つの諸問題があると思われる。それは(1) 数学の存在性 (2) 数学の真理性 (3) 数学の有効性 (4) 数学の社会性である。これらの問題はそれぞれ重要であり、さらにこれらの問題は相互に関係している。数学の哲学は単純に言えばこれらの問…
私の関心ごと(専門)は数学と物理学と哲学と論理学です。哲学といっても数学の哲学や科学哲学がメインであって、それ以外の政治哲学や社会哲学や道徳哲学はそれほど関心がありませんので、私の専門外とします。今日はそのような自分の専門外の著者を「これか…
毎日、ブログを書くのは難しいですね。早くもネタ切れです。ブロガーがすごい人なんだと初めて思いました。今回は中戸川先生とかつてやりとりしたことをここに書きます。 それは「直観主義論理の直感的理解について」です。 直観主義論理とは古典論理から「…
こんにちは。今回は書評で、巷で話題のアドラー心理学についていまさらながらですが、書いてみたいと思います。 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 作者: 岸見一郎,古賀史健 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2013/12/13 メディア: …
どうもこんにちは。今回は圏論(Category Theory)のことをまとめていきたいと思います。圏論を使いさまざまなことを研究するためにそれの基本を手っ取り早く学びたいかたは多いかと思います。そこで圏論の基本的な概念や定理は何なのかという見取り図を書きた…
こんにちは。どうも僕です。 今回は初めて本の感想を書きたいと思います。うまくいくかどうかわかりませんが、頑張ってみます。あと、長文です。 初回の本はコメンテーターでも有名な萱野稔人先生の処女作『国家とはなにか』とその姉妹編とも言うべき『新・…