概要
Macにおいて仮想環境を作成して、そこにすでにインストールされているバージョンとは異なるPythonを構築する方法をまとめる。
注: 自分用のためここに記載されたこと以外のことを設定しなければならない可能性がある。
前提条件
- Macであること。
- コマンド
pyenv
がインストールされていること。
やりたいこと
方法
STEP 1 pyenv
をアップデートする
- 最新のPythonのバージョンをインストールしたいので、
pyenv
をアップデートします。pyenv
には直接アップデートのコマンドがありませんので、次のコマンドを実行します。
cd ~/.pyenv/plugins/python-build/../.. && git pull && cd -
STEP 2 インストールしたいバージョンを確認する
- インストールしたいPythonのバージョンを次のコマンドで確認します。
Available versions: 2.1.3 2.2.3 2.3.7 2.4.0 2.4.1 (略) 3.8.16 3.9.0 3.9-dev 3.9.1 3.9.2 3.9.4 3.9.5 3.9.6 3.9.7 3.9.8 3.9.9 3.9.10 3.9.11 3.9.12 3.9.13 3.9.14 3.9.15 3.9.16 3.10.0 3.10-dev 3.10.1 3.10.2 3.10.3 3.10.4 3.10.5 3.10.6 3.10.7 3.10.8 3.10.9 3.10.10 3.10.11 3.11.0 3.11-dev 3.11.1 3.11.2 3.11.3 3.12.0a7 3.12-dev activepython-2.7.14 activepython-3.5.4 (略) stackless-3.4.7 stackless-3.5.4 stackless-3.7.5
STEP 3 インストールしたいバージョンをインストールする
- 確認後に次のコマンドでインストールします。インストールするまで少し時間がかかります(1分ぐらい)。
pyenv install <version>
今回はpyenv install 3.11.3
です。
STEP 4 インストールしたことを確認する
- 実際うまく期待通りのバージョンがインストールされたかどうかを次のコマンドで確認します。問題なく
3.11.3
が追加されています。
pyenv versions * system (set by /Users/yoheiwatanabe/.pyenv/version) 3.9.2 3.10.7 3.11.3
- ここでは設定は
system
が設定されています(*
が目印)。
STEP 5 仮想環境に設定したいバージョンに変更する
- 仮想環境に設定したいバージョンに次のように変更します。
pyenv local 3.11.3
pyenv versions
で確認すると*
が3.11.3
に移動しています。
STEP 6 仮想環境を設定する
- 設定したいディレクトリ配下に移動して、仮想環境を次のように設定します。今回は仮想環境名を
.venv
としていますが、それは任意で問題ありません。
python -m venv .venv
STEP 7 仮想環境に入る/出る
- 仮想環境には
source .venv/bin/activate
で入ります(アクティベイトします)。 - バージョンは期待通り
3.11.3
となっています。 - 仮想環境から出る場合(デアクティベイト)は
deactivate
を実行します。
僕から以上